
旅するパティシエななころです。
先日とある取材をしていただき、私で大丈夫、、?変なこというたらどうしよ、、と震えながら、恐れ多くもたくさんの質問に自分なりにお答えしました。
そのなかでいただいた、
「独立したきっかけは?」
という質問。
きっかけ、、、!!?
そういえば、なんだろう?
この機会に、自分がどうして独立したのか、振り返ってよ~く考えてみました。せっかくなので、記録としてここに綴っておきたいと思います。
これから独立しようと思っている方、いつかフリーランスになりたいんや!という方の、
参考になるかは正直わかりません。

だって、全くキラキラしていないんです。
ただ、こんな感じで始めちゃった人もいるんやな、、!!?くらいに思って、暇つぶしに読んでいただけましたら嬉しいです。
きっかけはコロナ。
まずひとことでいうと、きっかけはコロナです。
私はちょうどコロナウィルスが拡がる直前、カナダで働いていました。

30歳まで、ワーホリ制度を利用して、いろんな国で働きたい。働きながら、色んな国を旅してお菓子の勉強したい!と思い、カナダから帰国してからはニュージーランドに行く予定でした。
日本にいったん帰国してすぐ、
あっというまにコロナ大流行。
ニュージーランドの国境は閉鎖され、ほかの国のワーホリビザも瞬く間に発給停止。海外で働くどころか、旅行にもいけなくなってしまいました。

わたしの人生計画が、、
それでも、1年くらい経てば収まるだろう、と思いながら、事情を説明して「海外に行くまで、、」という短期の契約で、百貨店のケーキ屋、東京のチョコレート屋さんで働きました。本当にありがたいことに短期契約でも受け入れてくださる企業さまと出会い、素敵な経験をさせていただきました。

でも、契約期間が終わっても
全くコロナは収まる気配なし。
収まったらすぐ行きたい!!という思いだったのでどこかに就職する選択肢はなく、かといって働かないわけにはいかない。
とりあえずリゾートバイトでもしてみるか。と、その後長野のホテルで働いたのですが、ホテルの寮でふと
「もうなんか転々とするのしんど!!!!!!」
と思ったのです。
旅したいからもう会社で働けない。

もうアラサーだし、履歴書にこれ以上職歴増やすのもしんどい。書くのもしんどい。
私自身は気にしなくても、日本では転職歴が多いことはマイナスにとられるし、つっこまれるのもしんどい。
コロナがいつ収まるかわからないし、それまで転々とするのしんどい。
でもお菓子の仕事で日本で就職したら長期休暇なんてとれない。旅ができない。
無理やり休みをとってできたとしても、迷惑がかかる。

ていうかもうこれ完全に不適合だし日本社会で働きたくない!!!!!

そうだ、独立しよう。
こんな感じで、
私は旅をするために、やりたくないことをやらないために、独立しました。
キラキラした理由など全くなく、
消去法で、勢いで独立を決めました。
独立したというと、
「すごいね!」
「おめでとう!」
と言われますが、
私にとっては日本社会で、組織に所属しながら毎日働いている方々の方がよっぽどすごいんです。毎日通勤して、理不尽に耐えて、旅行もたまにしか行かずに、本当にすごいと思います。
私はそれがもう無理だと思ったから独立したんです。なんかもう、お仕事頑張っている皆さんにおいしいチョコレートとか配りたい。
思いついて1か月後には開業届出してた。
長野の仕事が終わり地元に帰ってきて、
1か月くらいは本を読みあさりお金の勉強をしたりなんとなく準備して、新月の日に開業しよう!と決めて
その日に開業届を出しました。
これ↑で、開業届を作ってめちゃめちゃ簡単に開業できてしまった、、、。
会計もすべてfreee頼みです。
それからはSNSからお仕事をいただいたり、教室を開いたり、コツコツ自分にできそうなことを少しずつ形にしてきて、なんとかやっていけています。
勢いで独立して、いま。
後先とかあまり考えずに気が付いたら開業していましたが、いま、とっても充実した毎日を送れているな~と思っています。
全部自分で選択できるということは、全部自分の責任だということだけど、
頑張ったら頑張った分、自分に返ってくる。
もちろん苦しいこともありますが、
組織に所属していたときとは比べ物にならないくらいストレスフリーです。
自分らしく働くってこういうことなのかな、この働き方が向いているな~と思っています。
無理せず、自分の心と体を大切にしながらまわりのひとを大切に。
やりたいことも少しずつ形に。
独立してからまだ半年足らずなので、これからどうなるかわからないし大変なこともあるかと思いますが、ご縁を大切に、このまま進んでいきたいなと思っています。
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