
旅するパティシエななころです。
海外にいきまくったり、独立してフリーランスになったりしていると

好きなこと仕事にしてて、やりたいことやって生きててうらやましい~!
とか言ってもらうことも多いんですが、
違うんです。
私はやりたいことをやる!というよりも、
やりたくないことをやらない!という気持ちの方が大きく、やりたくないことを、やりたくなさすぎて全力で逃げて結果こうなった、という感じなのです。
それがなぜか立派に思われたり、認めていただけて私としてはとてもラッキーなのですが、、

私からしたら、日本で会社でたくさんの我慢をしながら働いている人がよっぽどすごいし立派だと思っていますよ。
この記事では私が「やりたくない」「やらない」と決めていることをこっそり紹介します。社会不適合丸出しでドン引きされてしまうかもしれませんが、良かったら覗いてみてください!
電車通勤

電車が嫌いです。
満員電車とか特に最悪。人ごみが苦手だし、知らない人の体に当たってるのが耐えられない。近すぎる。座ってて隣の人が寝ちゃって、もたれかかってきたりするのも席を立ってしまうくらい嫌なんです、、。

途中下車することもある。
カナダバンフのホテルで働いていた時、寮からエレベーター通勤という生活を体験しました。毎日の時間の余裕や疲労感の違いを味わい、今まで何してたんだろう、何時間無駄にしてたんだろうと思ってしまいました。
毎日1時間ほど電車を乗り継いで通勤していたこともありましたが、今思うと完全に時間の無駄でした。

今後もしたくありません。
今は在宅でできる仕事が多いので通勤はしていません。海外のお店で働くときも、できるだけ電車通勤は避けたいなと思っています。
接客サービス業、接待

接客サービスって私は
めちゃくちゃ大切でめちゃくちゃ難しいこと
だと思っています。
だからこそ、お店で働いていても、私の接客次第でお店の印象が変わってしまうこともあると思うとすごく細かいことばかり気にしてしまって、お客様の表情が暗いだけでも

私のサービスが悪かったのかな、何かしてしまったかな、、

タイミング間違えたかな、もうちょっとこうしたらよかったな、、、
とか延々と考え続けてしまって仕事が終わってからも気持ちが休まらないんです。そして正解がないから考えたところで答えが出ない。
日本のカフェで働いていた時、結構長く接客サービスをしていました。いつも帰るとどっと疲れていて、仕事以外では全然喋らない、だれとも話さずにひきこもりたい、、となることも多く日々消耗していました。
多分そんなに考えながら接客している人ばかりではない。みんなそんなに気にしてない。ていうかそんなこといちいち気にしてたら接客業なんて務まらないと思います。
だから、単純に性格的に向いてないと思いました。
逆に全く接客をしない、裏でケーキを作り続ける製造の仕事などでは疲労感が全然違い、黙々とひとりで作業をするのも好きで全く苦ではないので自分に向いていると思いました。

8時間ぶっ通しでケーキを作り続けても、体感時間3時間くらいでは??というときもあります、、!
いろんな働き方を経験してみて、苦手なことを無理して頑張るよりも、得意なことを伸ばしたほうがいいという結論にたどり着きました。

もうひとつの理由として
「店員」としてではなく「女の子」として、サービスを求められることに耐えられないということ。
接客と接待は違います。
水商売に偏見はありませんが、私は水商売をしていたわけではありません。飲食店、カフェの店員でした。
20代前半の何にも知らなかったころは、

お客様だし、楽しんでもらいたい!
というサービス精神も強く、言われるがままに何でもしてあげたり、セクハラも笑って流したり、お店でもそうすることを求められていると感じることもありました。ただ度が過ぎていることもたくさんありました。
それでもうまくかわせて、楽しくやりがいを感じられる方ならいいかもしれませんが、私はめちゃくちゃ気になるしすごく精神が削られます。フェミニストではないけど、仕事で「女」を求められることがすごく気持ち悪いと感じてしまいます。
30代を目前にして、そんなことは我慢しなくていい、と思いました。
日本では接客と接待の区別がわからないお店も多く働きづらいと感じます。
何にやりがいを感じて何がストレスになるのかはひとりひとり違います。
私は日本では接客サービスの仕事はもうやらないと決めています。

ちなみに「お酌」とかもしません。ねぎらいの気持ちで自分からやることはあるかもしれないけれど、強制されることではないと思います。やりたい人がやればいいのでは?ていうか自分で入れたら?
ひとつの組織に所属する

学校でもグループがあるし、職場でも派閥やグループって自然とできるものですが、なにかひとつのグループなどに入ることが苦手です。

どこどこ(お店)のななころさんね~!
みたいな認識をされることも苦手です。
基本的にひとつの決まった組織に所属することが苦手なんだと思います。

どこまでも個人主義、社会不適合丸出し、、、
もちろん何人かのグループで遊んだり、定期的に集まったりすることは楽しいのですが、じゃあ何がしんどいのかな~と考えた結果、行動を制限される、縛られるのが苦しいんだと思います。
このグループに所属しているから、他のグループの人と親しくしちゃいけない、とかこの派閥にいるからこういう人だ、みたいな印象がついてしまうこと、上下関係のある派閥で、上とされている人を持ち上げないといけない空気も嫌いです。
世界がそこだけになってしまう、ひとりひとり違うはずの価値観とか常識とかも、その小さな組織にいることでいつのまにかおにぎりみたいにぎゅっと同じにされてしまう、みたいなのが耐えられないんだと思います。
あとは私が個人で動くことで、その「所属する組織」とかに影響が及ぶ、迷惑がかかるのも嫌です。

思えば中学、高校のころから、一応グループには所属しているものの、グループ外の子とも遊ぶ、どのグループにも友達がいる、みたいなタイプでした、、
時間を無駄にする

せっかちなこともあるし、
時間は命だと思っています。
なので、
- 行きたくない飲み会へ行く
- 好きじゃない人との付き合い
- おじさんの武勇伝を笑顔で聞いてあげる
- 私のことをよく思っていない人に好かれようとする
とか一切しません!!!!!!
独立する前は全部してました。
会社でうまく生きていくには必須なのかもしれませんね。でも、もうやりたくない。時間は有限で、命と同じで戻ってこないので、嫌で無駄でお金にもならないことをわざわざする必要はないと思います。

そのエネルギーを自分のためや大切な人、好きな人にのために使った方が楽しい。
休みなく働く

休みは絶対必要です。
できれば1日8時間以上働きたくありません。
好きなことが仕事になっているし仕事は好きだけど、仕事をするためだけに生きているわけではないからです。
旅をしていろんなところへ行って、自然に癒されたり動物と触れ合ったり、いろんな国の文化を体験すること、美味しいものを食べること、
家族や友達といろんな話をしたり、溺愛している甥っ子を可愛がったり、本や漫画、ドラマや映画やお笑いも大好きだし、仕事のほかにもやること、やりたいことがたくさんあります。
仕事をするのが楽しくてたくさんかけもちをして、2か月ほぼ休みなしで働いたり、1日16時間働いていたこともありますが
身体もぼろぼろになったし、今思うと仕事のことしか見えてなくて、仕事以外のまわりの人たちを大切にできていなかったかもしれないと思います。

お金と経験は溜まったのは良かったけど、バランス大事。
やりたくないことをなるべくやらない。

フリーランスになって、今のところ上記のことはやらずに生きていけています。
まずやらないことを決めると、そのために何をするべきなのかも見えてくるし、本当にストレスがなくなりました。余裕ができると、人にも優しくできるようになります。
我慢は美徳、あれしなきゃ、これしなきゃ、という考えでしたが、これも旅をして海外で暮らしてみてからだいぶ変わりました。
ひとりひとり得意不得意があるし、楽しいこと、苦痛なことも違う。
それなら仕事でも苦手なことは、人に迷惑がかからない限り、それが楽しい人に任せて、自分は得意なことを頑張って伸ばしたほうがみんな幸せなんじゃないかなと思います。

何より私自身が幸せじゃないと、お客様もまわりの人も幸せにできないよ~!
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